福壽院は山号を‘龍田山‘と号し、福井県永平寺・神奈川県総持寺を両本山とする曹洞宗のお寺です。

寛永元年(1624年)に宮城県仙台市新寺4丁目、五峰山松音寺第九世である民國麟泰大和尚が岡田の地に『福壽院』と称する禅寺を建立されたのが始まりです。

古くから松音寺の修行僧が福壽院に宿して、地域布教・伝導に勤めていたといわれています。 

明治3年(1870年)6月、火事によって建物、什物の一切を失いました。

同年、當山十二世全来普及大和尚の代に旧仙台城下の武家屋敷を求め、すべて檀信徒の労働奉仕によって再建されました。

また、同時に地域の児童を集めて読み書きを教え学ばせる寺子屋を開き、これが今の岡田小学校の創設とされています。 

その後、永き無住の時代を経て昭和49年に本堂を改修し、落慶致しました。

2011年、東日本大震災により本堂と庫裡に甚大な被害を受けましたので改修をし、平成30年に庫裡、翌31年に本堂を新築致しました。

歴代住職

福寿院開山 民國麟泰大和尚
 當院二世 葉山益大和尚
 當院三世 雲岩端大和尚
 當院四世 運舟印乗大和尚
 當院五世 寳山舜苗大和尚
 當院六世 徳岩天如大和尚
 當院七世 光秀全洞大和尚
 當院八世 大光石竜大和尚
 當院九世 賢外恵聖大和尚
 當院十世 聖光白峰大和尚
 當院十一世 全晃普山大和尚
 當院十二世 全来普及大和尚
 當院十三世 天隆善隣大和尚
 當院十四世 天真諦道大和尚
 當院十五世 慈源良道大和尚
 當院十六世 道宣孝正大和尚
 當院十七世 両全卓有大和尚 現住職